認知症介護・予防講演・研修|認知症は恐くない

認知症介護施設として・グループホームの効用

グループホームは家庭的雰囲気とは

家庭的・家族的の定義は視点により違う

人によって家庭の定義が違う

グループホームは家庭的雰囲気と言われる。
「家族的であって、家族であってはいけない」と専門家はいう。家庭的・家族的とは何だろう?

家庭的・家族的雰囲気は人によってぜんぜん違う。

例えば

  • スナックを経営しその二階で生活する家族
  • サラリーマンの家族
  • 母子家庭や父子家庭の家族
  • 暴力おやじのいる家族
  • 障害者のいる家族
  • 他さまざまな家族・・・

これらの家庭で育った人たちは、人によって、家庭の定義がまったく違う。

したがって、家庭的雰囲気を介護職の人間がその本質を無視してグループホームに持ち込むと、むちゃくちゃになってしまう。「私の家族は、こんな感じだったから、、、」と職員が自分勝手に利用者に接し、それが間違った接し方だとしても反省しなくなるからに他ならない。

家庭的雰囲気とは何か?

たとえば、あなたが主婦だとする。自分の家で一人お茶を飲んでいるとする。そこへ、ご主人が帰ってくると安心する。しかし家に入ってきたのが知らない人だった場合、あなたは緊張するでしょう。同じ家で同じお茶を飲んでいても、相手によって反応が違ってくるはずです。では、どうして違うのか???それはもちろん、ご主人はあなたを家族の一員として理解し、あなたもご主人を理解しているからに他ならない。

つまり家族的雰囲気とは、入居者と職員がお互い対等な目線で許し合うと言うことである。